へザー・マリア・ナオミ

へザー・マリア・ナオミ

Thursday 28 May 2015

リストランテで。。。

今回初めて紹介したいリストランテANTICO PORTALE です。ここは、私と私の
彼ジュゼッペが2013年に初めましたリストランテです。
リストランテビジネスは全く知らない私、なれるまでけっこうたいへんでした。今まで私はいつもお客様だったので、これからお客様相手とサービスする方になり、こんなに大変だったんだと驚いてます。お客様に何があっても優しくする、
とか『お客は神様』って日本にいた時よく聞き、
イタリアでもそうじゃなければいけないと思っています。
しかし、イタリア人はわがまま。。。水が冷たすぎる。。ワイングラス
もっと大きいのに変えろ、暑い、寒い、この席変えてくれ。。。
私は "si...si..." (「はいはい」) ってやりますが、ジュセッペは、説得するのが
ものすごくうまいため、結局そのまま何もかえないでお客も満足している。。。
やっぱりイタリア人はおしゃべりがうまいから!!!


お客様にやさしくしたり、いいサービスをあたえるのがあたりまえですけど、
お客様とぺらぺら仲良く会話をしてるジュゼッペを見ると
私はイライラしてしまいます。
だって、私にはそんなに優しくおしゃべりしてくれないのに
なぜ他人にできるの?!って思って、ぷんぷんしながら仕事を
続ける日もあります。
そうです、私はジェラスなんです。特に女性のお客様だともっと
へらへら、ぺらぺらしてる彼がむかつくんですよね。
水商売ってこれね、と思い、「しょうがない、しょうがない。。。イタリア人だし」
って自分をかわいそがってます。

リストランテのメニューはかなり様々の物があります。うちでは、魚料理が一番人気ありますが、トスカーナにいるので、もちろんトスカーナ料理とピッザのメニューもあります。
毎週3回ぐらいフレッシュのペッシェを自分で選びたいためジュゼッペが
買い出しに行きます。




海の幸のスパゲッティアッロスコリオ(spaghetti allo scoglio)
トマトを使わないで白ワイン、ニンニクとイタリアンパセリで炒めたエビ、ムール貝、アサリ、イカとスカンピです。そしてもちろん、パスタはアルデンテです。



トスカーナのビステッカフィオレンティーナ。グリルで焼いたキャニーナ牛。ステーキのあつさは4センチから10センチ、やく1kgから2,5kgぐらいの大物です。人の好みによって大きさのオーダーができます。



イタリア人は、海まで行く機会があまりないため、魚料理の方を選ぶ方が多いですね。夏の間はツーリストが多いため、外国人はやっぱりトスカーナ料理か
ピッザの方が好きみたいです。

ピッザヨーロのガブリエル。今回は10歳になったお客様のお誕生日のためにハート形のピッザを作ったあげました。


ピッザはうすいため、食べ終わっても重くなく、満足できるあつさです。でも、イタリアに来てからやっと20年後、一人でピッザ一枚食べれる用になりました。
それも、食いしん坊の私だからピッザの前に antipasto が食べたいからかも。
今は、いくらほかの物が美味しそうでも、がまんしてピッザとビール一杯です。
イタリア人の人たちはすごい食欲で、ピッザの前にパスタ食べたり、ピッザの後に
お肉料理食べる人もいます。




シシリアからのコックさんアントニオ。
シシリアですので、海の幸料理がお得意。
もちろんお肉が大好きなので、お肉料理もグッド。


私はほとんどカスタマーサービスとかカウンターのうしろですが、
やっぱりキッチンで働くのが一番好きです。
だが、キッチンにいると全部味見してみたいから、
この2ヶ月2キロ以上太ってしまいました。
このまま夏に入ってもっと太ったらいけないので、
キッチンに行かない様にしています。

フィレンツェにいくと(約一ヶ月に一回)、私は必ず中華料理を食べにいきますが、
毎日 ITALIANO 見て、臭って、食べてると中華とか、
アジアのお料理がスペシャルに見えて、
本当に安い中華でもグルメに見えてしまいます。

いくらイタリアンが美味しくっても、やっぱり日本の味にはどこも勝てないと思います。今だにチキンラーメンを口にするすると ホッ。。。
て、なつかし涙が目にたまります。


BY NAOMI







Saturday 9 May 2015

いろいろ振り返って

半年ぶりに京都へ行ってきました。
秋の京都も美しかったですが春もまた、お天気が良くて素晴らしかったです。


母も京都が大好きでした。
昔のアルバムを見ると度々、京都の写真が出てきます。
私も高校時代、一度だけ母と訪れたことが。
真夏だったような。
鴨川沿いのお座敷でご飯を食べたことは覚えているものの、
それ以外は残念ながら記憶に残っていません。
やっぱりまだ京都の良さを味わうのには若すぎたのかしら。

大人になってから一緒に訪れたかった場所の一つです。

そんな気持ちで時々京都へ遊びに行っています。


人混みが好きではない私は、裏道を探索するのが趣味のひとつ。
京都は特にそれにはぴったりな場所です。

私が大好きな街とは、日本の京都とイタリアのフィレンツェ。
20年、初めてナオミのところへ遊びに行った時にフィレンツェに一目惚れしました。

よく考えると京都とフィレンツェって、似ているところがたくさんありますね。
盆地に位置していること、深い歴史のある街であること、
そしてどちらも食べ物が美味しいし、文化と芸術の街でもある。
どちらでも裏道でのショッピングも楽しるし。

こういった街が私の「タイプ」なのかもしれません。

京都料理も美味しいけれど、
今回は京都で食べたトスカーナ料理に感激しました。


牛肉のタリアータ。
イタリアで食べたのと同じぐらい、美味しかったです。
紹介しちゃいましょう。
お店の名前はOsteria il Canto del Maggio。
だいぶ前の「Hanako」の京都特集での紹介を見て行ってきました。

やっぱり二つの街にはいろいろな意味で結ばれているようです。

❤️

話は変わりますが、今年の5月、6日、7日と3ヶ月続けて
母の3作品が復刊することになりました。


その第一弾が「ハンサムガールズ」。
覚えていますか? ハンサムガールだった頃を。

20代の自分を振り返ってみました。
果たして自分はハンサムガールだったのでしょうか。
今思うと、子供っぽいことが多かったのでは。
でも20代後半、30に近づく頃にはちょっぴりハンサムな時期もあったかも。
やっと自立して、好きなことをやりながら自分を持つようになった頃。
なぜそう思えるかというと、今でもあの頃の自分が好きだから。
ちょっと背伸びしていたのかもしれないけれど、
それがまだ「ウーマン」ではなく、「ガール」であった証拠かもしれません。

母がよく口にしていた「ハンサムウーマン」と、
ハンサムガールの境はいつ頃なのでしょうね。
いつ、どのような状況で「ガール」を卒業して「ウーマン」になるのか、
そんなことを考えたりも。

残念ながら私が初めて「ハンサムガールズ」を読んだのは40代に入ってから。
20代のとき、まだこれからガールズからウーマンへと成長していく前に
読んでおきたかったなあ、なんて今になって思います。
でもこれから、さらに大人の女性としての生き方の良いヒントになったような...

藤原紀香さんの素晴らしい解説から学べることもたくさんあります。

6月と7月にも新たな復刊がありますので
ぜひ楽しみにしていてください。


by Heather