先日、マリアと二人で軽井沢へ行ってきました。
冬の軽井沢なんて、何年ぶりでしょう。
お昼頃についた頃は晴れていて、思っていたほど寒くなく、
気持ちがよかったのですが、帰る頃はやっぱり寒かったです。
地面には雪が。
この冬、初めて見た雪で気分はかなりわくわくしていました。
行き先は昔、夏休みを過ごしていた旧軽の別荘。
今は素敵なカフェ、「涼の音」になっています。
冬はお休みですが、この日は取材の為にオーナーさんがわざわざ
オープンしてくださいました。
11月から1月まで、ずっと閉めたままのこの古い家。
芯から冷えているのでは、と覚悟しながら家の中を踏み入れたら
中はまきストーブ一つでポカポカにあったまっているではありませんか。
昔、寒い日に父がまきを燃やして部屋を温めていたことを思いました。
確かに、暖炉をつけると一気に部屋が温まったような...
そして10年ほど前に、クリスマスを過ごしたナオミのイタリアの家も、
たった一つの暖炉で一階全体が温まっていたことも思い出します。
軽井沢の昔の別荘は、今は文化建造物として大切に保存されています。
そしてカフェのオーナーさんが、ふすまを修理しようと思って
剥がした時に見つけた思いがけないサプライズが
中に貼ってあった、明治30年の新聞。
この別荘の古さをしみじみと感じさせてくれました。
私たちが使っていた頃は、床は斜めで
歩くと家中がガタガタ揺れていたこの家は、
今は床はまっすぐ(あたりまえですよね)、そして
ガタガタの一つも聞こえないぐらい上手に修復されていました。
懐かしい昔の家。
でも今、たくさんの人たちがその家の素晴らしさ、
古き良き時代の軽井沢を味わえる場所になって本当に嬉しいです。
春にまたカフェがオープンしたら今度はお客さんとして行って
噂の美味しいお食事を味わいたいです。
楽しみにしています。
たった3時間ほどの短い軽井沢の滞在でしたがタイムスリップしたような、
不思議な時間でした。
by Heather
by Heather